季節のイメージを見える化

「オルゲーの生気候図」をご存知でしょうか?

気温と相対湿度と風速を加味していて、快適範囲をイメージしやすくできています。

オルゲーの生気候図にホノルルの気候と、東京の気候を書き込んでみました。

 

ホノルルの気候は年中あまり変わらないので、グラフにすると小さくまとまりす。

快適範囲と比べるとやや上、つまり気温が高すぎるように見えますが、ホノルルでは常に数メートルの風が吹いていますので、みごとにストライクゾーンに入ります。

さすがですね~。湿度もバッチリです。


 

オルゲーは、湿度がかなり低い領域まで快適範囲としていますが、私の体感から言わせてもらえば、絶対湿度が9g/kg/DAを下回ると喉がイガイガして風邪をひきやすくなりますので、アウトです。「ソムリエの快適範囲」を、きみどり色の楕円で記入しました。

ちなみに絶対湿度が9g/kg/DAとは、乾燥空気1kg中に9gの水分が含まれている状態をいいます。

 

さて、東京はどうでしょう。

予測通り5月と10月は快適範囲に入ります。

続いていい線いってるのが6月と9月です。

9月はイメージ通りですが、6月はちょっと違う気がしませんか?

 

6月について廻りの人に聞いてみましたが、良いイメージを持っている人はいません。

シトシト、ジメジメ、パッとしない、根暗な・・・ そんな回答でした。

実は私もそう感じていました。一年でいちばん雨が降るのが6月だと思っていました。

ところが、いちばん雨が多いのは9月だったのです。

 


私はこの6月に詳しく調査しましたが、グラフに示す通りなかなか良い環境であることがわかりました。

6月の降雨量は意外と少なかったです。 なのになぜ?  6月は嫌われるのか。

それは「シトシト、ジメジメ、パッとしない、根暗」であるからです。

蒸し暑いわけでもなく、 雨量が多いわけでもなく、 性格的に嫌われてるわけです。

 

 

 

では9月のイメージはどうでしょう。

台風が多い。でも8月ほど熱くないし秋風が気持ち良い季節。

 

今、気づいたのですが、やはり順番って大事ですね。

好青年のサツキ君つぎに、控えめなムッちゃん来たから良い印象をもらえなかった。

死ぬほど蒸し暑いハヅキ野郎のつぎが長月さんだったので、実力以上の評価がもらえたのですね。

 

これから、それぞれの季節におけるエコロジーでエレガンスな生活を模索していこうと思いますが、

その前に、季節のイメージと実際の数値にズレがあることを知っていただきたかったのです。

 

 

前のページ《 第 5 章:心地よさのストライクゾーン

次のページ》第 7 章:Hawaiiの心地よさとエクセルギー