奥様は1才


ひょんなことから約4か月間(2022425日~819日)ホテル暮らしをすることになりました。

自宅を3度建てて掴んだ家づくりのコツや裏技、ホテル暮らしから生まれた革命的なアイデアなど、為になるだけでなく、

私の人生を赤裸々に語る、愛と感動の物語です。 いちばんはじめ「優雅な朝食」から順番に読んでいってくださると嬉しいです。


妻は48歳の頃、犬の散歩をしていて帰り道がわからなくなりました。すでにアルツハイマーが蝕みはじめていたのですね。夕食を作っている途中で手順がわからなくなることが多くなり、「ごめんね、今日は調子が悪くって作れなかった」という妻に、「いいよ、外食も悪くないし!」と励ましました。

そのころは掃除と洗濯物干しはできていました、手順が複雑だから料理は難しいのでしょう。当時ハマってた《DS動物》の森からも徐々に遠ざかり、動物の家はゴキブリだらけになっていきました。

 

「どうしよう、このまま何も分からんようになっていくんやろか?」と不安になっている妻に「俺はなにも飯炊きしてほしいから結婚したんやないし、大丈夫。サトの癒し力はますますレベルアップしてるよ。満足してる!」と本音を伝えました。

実際私は、身の回りの世話をしてほしいから結婚したのではなく、サトと一緒にいるととても楽しく安らかな気分になるから、ずっと一緒にいたくて結婚したんです。

なので今も、何も困っていません。スプーンで口にご飯を運ぶ。おむつを替える。シャワーをする。サトは私の一部なので何の負担はありません。

 

 

最近、息子に聞いた話ですが、サトはもともと料理を作るのは好きではなかったらしいのです。

でもサトは一度もそんなことは口にしなかったし、そぶりも見せませんでした。

私の40代は仕事に明け暮れて、帰宅するのは2325分でした。それからご飯を食べるのですから、サトは2回夕食を作っていたのわけです。私への料理は暖め直しではなかったので。

 

 

その後デイへ通うようになりましたが、最初のうちは「なんで私が、こんなところへ行かないといけないの?」と不満だったのです。これも後に息子に聞いたのですが「デイに行くと、パパが喜んでくれるから行く!」と言っていたそうです。