家づくりは一生一代の大事業です。
しかし練習する機会はなく、ぶっつけ本番なのが現状です。
これでは高い買い物をさせられるのは明白です。
私は自宅を3回建て、200軒以上のお客様の家を設計監理してきました。その現場で知り得た建築業界の裏事情と、
賢い対処法をあなたに伝授したいと思います。
「はじめての家づくりで成功してもらいたい!」
これが私の切なる願いです。
身を挺して、あなたにブログを捧げます。 2022.02.25
変化に対応するシステム住宅
年齢とともに変わる要望。時代の変化に影響される生き方。変化の速度は増すばかりです。
なのに家はいちど建てれば優に100年はもちます。
「良い家をつくって大事に長く使うこと」これがSDGsに沿っていることは間違いありません。
しかし人間は、子育て世代から大人時代を経て、後期高齢者になるわけで、
その都度リフォームしているようでは、お金と資源の無駄遣いそのものです。
また、子供が将来どんな人生を歩むのか、親の古い頭で想像するのは容易ではありません。
でも、できれば少しでも手助けしてやりたい。
とはいえ老後の資金を考えると寂しくなる。人生100年時代を素直に喜べない自分がいる・・・。
では、どんな家を建てておけば、親も子も孫も幸せになるでしょう?
答えは身近なところにありました。ホテルのコネクティングルームです。
といっても、ベッドルームだけがある部屋を2つ繋ぐのではありません。
スイートルームとジュニアスイートをコネクティングできる仕掛けにするのです。
具体的には、3LDKと1LDKのマンションをそれぞれ1戸つくって、
それぞれの玄関の外に大玄関を作って行き来できるようにします。
コツは、それぞれをコンパクトに作ることです。
2戸を足しても、普通の家1戸分の大きさに収めましょう。
すると、長い人生のいろいろなシチュエーションに、リフォーム無しで対応できます。
たとえば二世帯住宅としても使う場合、子育て世帯が3LDKに住みます。
親世帯にとっては1LDKのほうがこじんまりと扱いやすいです。
もしくは3LDKを住宅に、1LDKをワークスペースとして使うこともできます。
さらに将来、熟年夫婦になったころ、1LDKに移って、若夫婦に3LDKを使わせることもできます。
おっと失礼しました、おひとり様の場合はもちろん1LDKを使っていただいて、
3LDKは賃貸に回して収益を得ることができます。
年金以外の収入があるのはとても心強いものです。
このように、どのパターンが来ても対応できる、しかもリフォーム費がかからない、
引っ越し業者に頼まなくてよい、まさにSDGsな家です。
コメントをお書きください