9/13 行列ができる賃貸マンションの秘訣


私が設計した賃貸は、京都で管理物件の稼働率トップを誇る、京都賃貸スタイルの「デザイナーズマンション」の枠に顔を連ねています。(パープル枠内が私の作品)

プロパティマネージャーは入居契約の時、さきほどの質問に加えて、「良いお部屋と出会えてよかったですね。

ところでこのお部屋を選ばれた決め手はなんだったでしょう?」と、尋ねます。

その答えをひとことで言うと、「契約しない理由がない」とのことです。

 この時点で、減点法に変わっているのですね。

お部屋探しを始めた時は夢を追っていたわけですが、ここまでくると「欠点がない」ことが大事になってきます。

ご本人はもちろん、もしいくらかでもお金を援助してくれるご両親がいたとしたら、欠点があるとなかなか契約に至りません。

プロパティマネージャーはもう一歩踏み込んで「欠点がないとうのは最高の誉め言葉ですが、できればよかった点を具体的に教えていただけると嬉しいのですが」とお願いします。その時の入居者の言葉は本物です。信用してOKです。

 

 

そつのない設計に加えて、ちょっとおしゃれな雰囲気を出しているのも「契約しない理由がない!」要素であることは言うまでもありません。