![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=470x1024:format=jpg/path/s47d7d23c85d633e9/image/i029441cbab2cb7f5/version/1630299049/image.jpg)
ここは、とある練習スタジオ。
黒い部分は全て「吸音材」です。
吸音材はフトンのようなものです。
壁一面フトン。天井もフトン。
フトンを頭からかぶって演奏しているところを想像してみてください。
のびのびと心地よく響くでしょうか?
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=470x1024:format=png/path/s47d7d23c85d633e9/image/ia04511e7399cbc53/version/1620098845/image.png)
大きな音で演奏すると振動のエネルギーが壁を通り抜けて、お隣の家に聞こえてしまいます。
なので、エネルギーを小さくする必要がありますが、その方法は2つあって、「反射」と「吸音」です。
反射とは、強烈に頑丈な壁を作って演奏した音を跳ね返すことです。跳ね返った音は、部屋の中を駆け巡ります。部屋の中がやたらうるさくなりそうな気がしますよね。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=470x1024:format=jpg/path/s47d7d23c85d633e9/image/i5ea04894ab61f6ac/version/1620099035/image.jpg)
たいていの練習スタジオでは、室内に分厚い吸音材が張り巡らされています。
「ゲートウェイスタジオ代々木」もそうなっていました。
練習スタジオはそれでよいかもしれませんが、もし自宅の室内に分厚い吸音材を張り巡らせたら、そこは異様な空間になります。
いいえ、見た目ではありません。話し声が通らない。つねに無音のヘッドホンを付けて生活しているような、耳の中でツーンという音が鳴っているような・・・
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