心地よい環境をつくる「気温」以外のファクター
トンネルに向かって歩いている女性、暑そうですね。
トンネルに入るとどんな感じになるでしょう? 想像してみてください。
まちがいなく涼しく感じるでしょう。
その涼しさの最大の原因は、太陽光(赤外線)から逃れることですが、涼しく感じるほかの要素もあります。
それは、トンネルの床・壁・天井の温度が低いことです。(土の中の温度に近い)
さて、ここで問題です。
暑さ寒さ感じる要因として、「気温」 か「 床・壁・天井の温度」 か、
どちらの影響が大きいと思いますか?
答えはズバリ、「床・壁・天井」です。
環境工学の世界では、「気温」と「床・壁・天井の温度」が人体に及ぼす影響はほぼ互角、ということになっていますが、
私が実際に外断熱の家で15年間生活した体感では、
「床・壁・天井」の影響力のほうが遥かに大きいです。
高性能な外断熱の家では真冬でも、暖房というよりむしろ、ちょうど良い季節の中にいるような感じさえします。
春や秋は気温だけでなく、床・壁・窓・天井はもちろん、テーブルやお皿やフォーク、そして水道水など、
あらゆるものが爽やかな温度になって、快適な気候が家の中に居座っているような状態がつくられます。
なぜそうなるのか、順を追ってわかりやすくお話ししていきたいと思います。
心地よい環境をつくるには、「気温」以外のファクターが大切
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