外断熱は省エネか?

よく、「外断熱は光熱費が安く済むのですか?」という質問を受けますが、私の答えはこうです。

「外断熱の家では、日本人の常識とまったく違った生活をすることになります。

人がいる部屋もいない部屋も、冷暖房は24時間つけっぱなしにします」

そう答えると、「えっ!?」と、固まってしまうひとが多いです。 心の中で、非常識・・・

 

でも安心してください。

エネルギーを垂れ流しにするようなことは一切なく、極めて省エネな設計を行っています。

しかも、余ったエネルギーはコンクリートに貯めておいて、不足したときに使います。

たとえば秋口など、お昼間は汗ばむくらい暑いのに、夕方からぐっと冷え込むことありますよね。

そんな時は、お昼間の熱を蓄えておいて夜に使います。

9月のグラフをご覧ください。

ブルーの破線は屋外の気温(外気温度)、黒い線が室内の気温です。

最高気温は35℃、最低気温は17℃と激しい寒暖差ですが、室内はいつも26℃です。

ちなみに、エアコンはOFFのままです。

巨大な熱容量をもつ外断熱の家では、その日の平均気温を保つだけでなく、1か月間の平均気温を保ちます。

10月になると、毎日の寒暖差は相変わらず大きく、しだいに平均気温が下がってきます。

もちろん冷暖房はOFFのままです。

外気の平均が下がってきたのに、なぜ、外断熱の家の室内気温は相も変わらず25℃なのでしょうか?

 

それは、巨大な熱容量をもつコンクリートが9月の暖かさをキープして、徐々に放熱してくれるからです。

11月になると外気は最高でも25℃、最低だと7℃くらいまで下がって、ずいぶん寒くなります。

いよいよハワイアンウォーマーが起動します。

外断熱の家の室内気温は11月初旬が24℃、11月末になると20℃まで徐々に下がっていきます。

いままでの常識だと20℃設定は低すぎるとお思いでしょうが、ぜんぜん寒くありません。

むしろ、陽だまりのような小春日和を感じます。

外断熱の家の中の気候は、9月から11月まで、3か月かけてゆっくりと夏から冬へと移行します。

その間に人体は、夏のカラダ(放熱大・産熱小)から、冬のカラダ(放熱小・産熱大)へと自然にゆっくり変化しますので、体調を崩しにくくなります。

 

 

で、「外断熱の家にすると、結局、光熱費はどうなるのか?」ですね。

  勇気を出して発表します。従来の「爪に火を灯すような生活」と比べると増えます。

おそらく光熱費は1.5倍くらいになるでしょう。

 

ちなみに、「爪に火をともす」の語源をご存知ですか?

ろうそくを買えないほど貧しいため、代わりに無料で伸びてくる爪に火をともして明りにしたのが語源らしいですが、

爪は無料では生えてきません。健康でこそ生えてくるのです。

 

光熱費を節約していても、サプリメントを買っている人は多いのではないでしょうか。実は私もその一人です。

そして、ジムに通っている人も大勢いますいよね。

その目的はもちろん健康。 自分に投資しているわけですね。 その意味では、外断熱も同じです。

外断熱の家に1年間住むと、春夏秋冬すべてが美しく、心身ともに軽やかに生活できます。

 

人生100年時代。光熱費ばかり気にせず、家族の健康に投資してみてはいかがでしょうか。