収益型二世帯住宅

収益型二世帯住宅とは、人生におけるあらゆる変化(家族が増えたり減ったり、結婚したり、老後を迎えたり・・・リストラされたり・・・)に素早く対応して、あなたの幸せを応援してくれる家です。もちろん老後の自分年金としても頼りになります。

つまり、必要な分だけ使って余りは他人に貸して稼げる、とても賢く生きれる家です。

最大の特徴は、使い方を変えるときに工事費がかからないことです。

二世帯住宅として使う時はそれぞれの世帯が使う広さの比率を簡単に変えることができます。もちろん工事代は全くかかりません。

他人に貸すときも工事費はかかりませんし、セキュリティの問題も解決積みです。

あなたの人生だけでなく、子の代、孫の代まで安定した幸せのお手伝いできる家、そしてピンチから救ってくれる家、それが収益型二世帯住宅なのです。

 

プロとしてもう少し掘り下げたい


たしかにこれは名案ではありますが、私はプロとしてもう少し深く掘り下げてみたいと思いました。「二世帯住宅」とは「両親と若夫婦がひとつの家で暮らす住宅」ですね。それはそれで良いのですが、将来に起こりうるリスクをあまり考えてない方が多いように思います。言い換えると、かなり楽観的な仮定の上に成り立っているような気がするのです。

 

● (楽観1) 親は平均寿命くらいまで元気で生きるだろう

● (楽観2) 若夫婦は定年まで勤め続けられるだろう

 

「そういうことにしておかないとローンなんて組めないし家なんて建てられないよ!」

たしかにそうですね。あまり考えすぎては結婚もできませんし、子供もつくれません。

でもね。なにが起こるかわからないのが人生なんです。ですから、ただお金を食うだけの家にせず、収益性を考えておく必要があると思うのです。

 

収益型住宅という発想


あれは2000年ごろのことでした。私は年金制度にはすでに不安を覚えていましたし、それとは別に子供部屋というものについても疑問?を感じていたのです。

どこの家にも子供部屋がありますが、それが実際に使われるのはわずか10年程度なのです。小学校の高学年から大学卒業するまで、まるまる使って12年。もし遠方の大学へ入学したら高校を卒業するまでの8年ほどしか使いません。いずれにしても家の寿命と比較するととても短い期間です。

 

これではあまりにもったいなと思いませんか?  そこで「使わなくなった子供部屋をうまく再利用する方法」を考えたわけです。ですから当初の発想は「収益型二世帯住宅」ではなく「収益住宅」でした。子供部屋にバストイレ、キッチンを備えて1ルームマンション形態にして、子供が巣立ったのち賃貸するというものでした。

 

この発想を実験するため2005年に建てた私の3度目の家は「自分年金住宅」として日経ヴェリタスの第一面を飾りましたし、TV東京のワールドビジネスサテライトでも大きく取り上げられました。続いて、これを詳しく説明した著書「収益住宅のすすめ」が筑摩書房から発刊されました。

実際に毎月15万円の家賃が入ってきて生活はとても楽です。しかし今思うと、子供室をバストイレ・キッチン付きにするという発想は、子供をさらにオタク化するという問題があったわけです。これは改善しないと・・・しかし収益性は今後の必須条件・・・

 

収益型二世帯住宅の誕生


私は自宅で実験した収益住宅をもっと完成度の高いものにしたいと常々考えていましたが、愛犬の散歩中に見た光景(新しい家はかなりの確率で二世帯住宅だ・・・)とむすびついて「収益型二世帯住宅」にたどり着いたのです。

しかしプライバシーの為の防音や、家の中をハワイの気候にする装備などスペックを充実させるとコストが納まらず、しばらく発売はできませんでした。

その後コストパフォーマンスを徹底した結果ようやく現実的な価格になりました。

 

本来は収益型二世帯住宅ではなく「収益型多世代住宅」と命名したかったのですが、キーワードの都合により「収益型二世帯住宅」としてデヴューさせていただきました。

祖父母から親世代へ、そして子世代へ、さらに孫世代、ひ孫世代へ・・・。その家族の歴史をずっと見守って、ピンチの時には助けてくれる、頼りになる住宅をつくりたいと思います。

 

長いお話にお付き合いくださってありがとうございました。それでは本編をどうぞ。

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